会社を閉める前に、
売れるものを見落としていませんか?
「もう限界だ。廃業するしかない」
愛知県内で板金加工を30年営んでいた鈴木さん(仮名・60代)は、後継者がおらず、取引先も減り続けるなかで、ついにその決断をしました。
工場には、長年使い続けたプレス機・レーザー加工機・NC旋盤が並んでいます。「どうせ二束三文だろう」と、産業廃棄物の業者に片っ端から見積もりを依頼しはじめました。
その時点で、見落としていたことがありました。
「廃棄費用がかかる」という思い込み
廃業を決めた経営者が最初にすることの多くが「処分業者への見積もり依頼」です。しかし、処分業者の仕事は「引き取って処分すること」。設備に市場価値があるかどうかを教えてくれるわけではありません。
鈴木さんが見積もりを取ったところ、NC旋盤の撤去費用として1台あたり30〜50万円の費用がかかると言われました。3台あれば100万円超の持ち出しです。
ところが、同じ機械を「中古設備として売れないか」と中古機械業者に問い合わせると、状態によっては買取してもらえる可能性があることが分かりました。
「要らないもの」が「誰かの宝」になる理由
自社にとって不要になった設備でも、今まさに設備投資を検討している別の製造業者から見れば「すぐに使える状態の機械」として価値を持つことがあります。
特に以下のようなものは、確認先次第で売却できる可能性があります:
- 工作機械(マシニングセンタ、NC旋盤、プレス機、溶接機など)
- 車両・重機(トラック、フォークリフト、建設機械)
- 事業用不動産(工場、倉庫、土地)
- 在庫・材料(鋼材、部品、製品在庫)
- 事業そのもの(顧客リスト、取引先、許認可、ノウハウ)
「廃棄費用を払う前に、売れる可能性がないか確認する」——この順番を変えるだけで、手元に残るお金が大きく変わることがあります。
鈴木さんのその後
鈴木さんは、廃棄業者への依頼を一旦止め、資産を整理することにしました。
NC旋盤3台については中古機械業者に相見積もりを依頼。工場建屋は地元の不動産会社に打診。取引先についても、同業の社長に声をかけてみたところ、仕事ごと引き継ぎたいという話が出てきました。
廃棄費用を払うはずだったお金が、手元に戻ってきたのです。
これは特別なケースではありません。「どうせ価値がない」と決めつける前に、確認する順番を変えることが重要です。
会社の締め方を検討し始めた方へ
本格的な廃業手続きに入る前に、まずは「何が売れる可能性があるか」を整理することをお勧めします。動き出す前に選択肢を並べておくことで、後から後悔するリスクを減らせます。
私たちは、資産と負債の全体像を整理し、どのような順番で何を確認すべきかを「手残り診断書」としてまとめ、次の行動の判断材料をお渡ししています。
無料相談前の3つのお約束
- 売却や譲渡、および手残りの額を保証するものではありません。あくまで現在の状況を整理し、可能性を探るためのサポートを行います。
- 税務・法務に関する最終的な判断は、税理士や弁護士にご確認いただくようご案内いたします。
- 強引な勧誘や、特定の選択肢を無理に押し付けることはいたしません。お客様の状況に合わせた判断材料を提供いたします。