愛知県内の法人経営者・個人事業主の方へ
接着剤製造業を閉じる前に、設備・在庫・処方の扱いを整理する
原材料費の負担、後継者不足、引退や工場の退去。まだ廃業を決めていなくても、残る資産と契約を確認し、事業の引継ぎ・売却・処分を比べることから始められます。
最初は「市町村・廃業や引退の希望時期・設備や在庫の種類」を分かる範囲でお伝えください。処方の詳細や取引先名簿を初回フォームに記載する必要はありません。
返済・給与等の支払いが難しい場合は、買い手探しや有料診断を待たず、弁護士等へ早めに相談してください。漏れ・異臭など安全上の異常がある場合も、売却相談より現場の安全確保と関係窓口への連絡を優先します。
1. 採算・退去期限・所有権を先に確認する
原料価格の影響は製品構成・調達契約・仕入時期で異なります。「ナフサ高騰だから廃業」と一律に判断せず、実際の仕入単価、販売価格、使用量、固定費と資金繰りを確認します。このページは最新相場や価格上昇率を示すものではありません。
- 廃業・引退の希望時期、賃貸工場の退去期限、支払予定と手元資金
- 法人か個人事業主か、事業の一部を継続・譲渡したいか
- 土地・建物・設備・車両の所有者、借入・担保、リースや割賦の契約
- 設備撤去・運搬・清掃・原状回復と、在庫保管・処分の見積条件
法人の解散・清算と個人事業主の廃業は手続きが異なります。税務・登記・雇用等は担当の専門家へ確認し、資産売却額だけで手残りを見積もらないようにします。
2. 設備と在庫を、確認先へ相談できる形に整理する
混合タンク・攪拌機・充填ライン
メーカー・型式・年式・容量・稼働状況・付属品・図面・保守記録、使用した材料と残留物の情報を整理します。所有権や契約上の制限、搬出口・撤去条件を確認してから、専門事業者へ査定の可否を相談します。別用途への転用需要や売却額は保証できません。
原材料・仕掛品・完成品の在庫
品名・数量・ロット・製造日や使用期限・開封の有無・保管条件・容器の状態、品質記録とSDS(安全データシート)の有無を一覧にします。預かり品や委託品も分け、仕入先への返品条件、販売契約の制限、受入先の品質条件を確認します。
化管法では、対象となる指定化学物質等を事業者へ譲渡・提供するときに、性状や取扱情報の提供を求めています。[1] SDSがあれば自由に転売・運搬できる、という意味ではありません。物質・濃度・数量に応じた表示、保管、運搬等の条件を、仕入先や専門事業者、所管窓口へ確認してください。
返品・売却を見込めない材料は、産業廃棄物に当たるか、種類・性状と必要な処理を確認します。愛知県は、委託先の処理能力や許可内容の確認、委託後の確認等を案内しています。[2] 許可の範囲、契約・マニフェスト等の必要事項と総費用を確認し、単に「無料で持っていく」という条件だけで依頼しないようにします。
3. 処方・技術資料は、権利と秘密保持を確認して扱う
独自処方、試験記録、製造条件、顧客との取引を引き継ぐ案も考えられます。ただし、処方が必ず売れる、設備とまとめれば高くなるとは限りません。共同開発・受託製造・技術導入等の契約、権利者、利用範囲、開示制限を確認します。
INPITは、秘密情報の特定、アクセス権の管理、秘密である旨の表示や、取引契約における秘密保持義務の確認を案内しています。[3] 候補探しの初期は概要から伝え、処方の詳細・顧客名簿・試験データを出す相手、目的、範囲と同意を段階ごとに確認します。
事業全体・一部の譲渡では、設備だけでなく取引契約、従業員、許認可等の扱いも個別に確認が必要です。M&A支援者や法律等の専門家と相談して進め、候補が見つからない場合の廃業計画も並行して整理します。
4. 無料相談と有料支援で、確認する内容を分ける
J-FUNDの無料相談は、所在地・事業形態・希望時期・対象資産・困りごとの状況確認が入口です。J-FUNDは資産・契約の一覧化、選択肢と相談順序、相見積もり先や専門家への確認事項を整理します。
査定・買取、不動産媒介、廃棄物の収集運搬・処分、法律・税務判断、M&A仲介等は、内容に応じた専門事業者の担当範囲・許認可・契約相手・料金を確認して進めます。J-FUNDが化学品の安全性や処理方法を判定したり、すべての業務を直接実行するサービスではありません。
有料の手残り診断書は55,000円(税込・買い切り)で、納品後6か月の簡易相談を含みます。月額料金・自動更新はありません。資産・費用・選択肢等の前提を整理する資料であり、売却・成約・手残りを保証するものではありません。現地調査や追加資料、実行支援等は範囲と費用を事前提示し、別途契約します。
情報を他の事業者へ共有する際は、共有先・目的・項目を説明して同意を確認します。紹介料等を受領する場合は条件を開示します。愛知県内が基本で、訪問可否は所在地・案件内容を確認して個別にご案内します。所要時間は交通状況によって変わります。
電話:052-990-6861(平日9:00〜18:00)
よくある質問
使いかけの溶剤や接着剤も売れますか?
売却の可否は、品目・品質・保管状態・契約や法令上の条件・受入先の判断によります。開封品だから必ず廃棄、未開封だから必ず売却とは判断できません。在庫の状態を整理し、返品・売却・適正処理の条件と費用を確認します。
処方の詳細がないと無料相談できませんか?
初回は、処方や技術資料の有無、権利や契約上の制限が分かる範囲で構いません。詳細な配合、顧客名、従業員情報等の共有は、相手・目的・範囲と同意を確認してから進めます。
廃業を決めていなくても相談できますか?
相談できます。継続・一部譲渡・廃業の希望と、期限・資産・契約を整理します。無料相談から有料支援へ進む場合は、内容と料金を確認してから判断できます。
出典・確認先
2026年9月9日に次の公的情報を確認しました。J-FUNDの支援実績や売却成果を示す資料ではありません。
- NITE:SDSの提供方法(法律条文) — 化管法に基づく対象物質等の譲渡・提供時の情報提供。
- 愛知県:産業廃棄物の処理を委託する事業者の方へ — 処理能力・許可内容や委託後の確認等。
- INPIT知財総合支援窓口:営業秘密管理 — 秘密情報の管理と開示前の確認。